ITの嵐の中で
太田公士(5月1日)
何年も前から自社のホームページを作ろうという「かけ声」はあったのです。しかし、日々の仕事の忙しさが口実となってなかなか実現しませんでした。重い腰を上げて念願のホームページを立ち上げたことにはワケがありました。 世はまさに「IT」一色。コンピュータ社会になってから耳慣れない言葉が氾濫していますが、今年は右を見ても左を見ても「IT」だらけ…。
「IT」とはインフォメーションテクノロジーの頭文字。直訳すると「情報技術」となります。つまり、これからの社会は、情報をつかさどる技術を持った者が時代のリーダーになれるという訳です。「CEO(経営最高責任者)」に対して「CIO(Chief Information Officer=情報戦略統括責任者)」という言葉も流行り始めています。
しかし翻って考えてみると、「IT」というのは特別に目新しい概念でも何でもないことに気づきます。グーテンベルクが印刷機を発明したことも「IT(情報技術)革命」だったし、私たちが身をおく印刷・出版の世界でも、数十年前に、活字拾いが電算写植に切り替わったことも確かに「IT革命」だったのではないでしょうか。また、近年長足の普及を見たパソコンによるDTP(Desk Top Publishing もしくは Desk Top Prepress の訳)も、ある意味では「IT革命」だったと言えます。
しかし今言われている「IT革命」が、根本的にこれまでのものと異るのは、その中に「デジタルネットワーク」というキーワードが隠されていることではないでしょうか? これまでの「IT革命」はそれぞれが独立した(スタンドアローン)閉鎖的なシステムだったのに対し、今起きている「IT革命」は、あらゆる情報がデジタルなネットワークの中で有機的に関連しあい、融合して新たな価値を作り出そうとしているのです。eコマースしかり、電子決済システムしかり、電子出版しかり、爆発的に普及しているi-モードしかり…。
私たちが遅まきながら自社ホームページを立ち上げた理由はここにありました。日々の仕事をこなしていく中で、多くのクライアントからデジタルネットワークへの要望が急速に広がり始めたのです。人さまのホームページは作っても自社のホームページが無いのではオハナシにならない!
「これは対応しなければならない!…。」こんな動機にかられて立ち上げたのが弊社ホームページでした。
形はできたましが、魂を入れるのはこれからです。さあ、これからが勝負です。
私たちのホームページにアクセスいただいた皆さま、これからも末長く応援してください。
私たちもできるだけ有益な情報を、継続的に発信できるように努力したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
奇しくも今年(西暦2000年)は、グーテンベルク生誕600年という節目の年にあたります。その年に「IT革命」が声高に叫ばれるのも故なきこととは思えません。印刷文化・出版文化のさらなる発展のために、更に更に努力したいと心を引き締め、第一回目のコラムを終りたいと思います。
トップに戻る
Copyright (C) 2000 Ladybird Corporation. All Rights Reserved.